薬剤師ご自宅等への訪問サービス

 

薬剤師の訪問サービスについて

当薬局では薬剤師の訪問サービスを行います。患者さまのご入居先(介護付き有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅、ケアハウスなど)や当薬局近隣のご自宅(当薬局から10km圏内)に薬剤師がご訪問いたします。クリニックや病院からの処方せんのお薬をあらかじめファックスや写真をスマホでお送りいただき、そのあと当薬局で薬剤師が調剤し、ご入居先やご自宅にお届けするものです。薬剤師のご訪問に当たっては、お薬の飲み方やお薬の整理や管理をお手伝いもいたします。お一人暮らしやお薬の管理の難しい方は、ぜひ当薬局の薬剤師にご相談ください。

この薬剤師訪問サービスは、医療保険や介護保険サービスを利用するものです。日常のお薬に係るお悩みに薬剤師が丁寧にお手伝いさせていただきます。

お伺いする薬剤師は、お薬の種類やその性質、飲み方、健康食品などとの飲み合わせなどのご説明、患者さまご家族さまの疑問にお答えします。さらに患者さまやご家族さまとのお話やご様子からお薬がちゃんと患者さまの病状改善に貢献しているかどうかをチェックさせていただき、患者さまの情報をご担当医の先生、訪問看護師、ケアマネージャーなどと共有、連携し、患者さまに合わせた使用方法、お薬の変更、減薬などを検討、患者さまの日常生活のサポートさせていただきます。もちろん介護保険をお持ちでない患者さまや医療的ケアを必要とする患者さまの場合も医療保険による同様の「在宅訪問薬剤管理指導」サービスをご利用することで、当薬局の薬剤師がご訪問してサービスを行うことができます。

 

どんな患者さまが薬剤師訪問サービスを利用できるか

(1)クリニックや病院の処方せんをもらったが調剤薬局に取りに行けない患者さま

当薬局の薬剤師が定期的にご入居先やご自宅をご訪問します。この際、患者さまから事前に送っていただいた処方せんをもとに調剤したお薬をお届けしいたします。

  クリニックや病院から処方せんが出たら、4月1日以降すぐに(もらった当日を含めて4日以内に)当薬局に処方せんをファックス0266-78-4170かスマホで写真を撮って、メールアドレスadministrator@panaceapharmacy.netにお送りください。

  原本の処方せんはお薬をお届けした時に回収させていただきます。捨てずに必ず訪問した薬剤師にお渡しください。

 

(2)お薬の管理のむずかしい患者さま、お薬を飲んだかどうか忘れてしまう患者さま

上記のようなお悩みを持ちの患者さまは、当薬局の薬剤師にぜひご相談ください。薬剤師は、このような対策として「おくすりカレンダー」、「おくすりBOX」などを利用し、朝、昼、夕、就寝前のお薬を分けて管理する方法、飲み忘れや二重飲みを防ぐ手段をご提案します。また、毎回一包ずつお薬を飲む日や時間帯を大きく印字したり、わかりやすく色分けして、飲み間違いを防止するご提案をします。

(3)たくさんの種類のお薬があり、飲みにくい、混乱してしまう患者さま

数種類のお薬を1回分ごとに1つにまとめる「一包化」や服薬状況に合わせて飲みやすく工夫されたお薬(だ液で溶けたり、苦みを抑えたり、錠剤を粉末にかえたり、服薬ゼリーやドリンクの利用)をご提案します。

(4)お薬を飲んで調子が悪いと感じる、健康食品やお食事などとの飲み合わせが不安、いまの病状や健康に不安がある患者さま

毎日のお食事、排泄、睡眠など、訪問する薬剤師が患者さまのご体調をチェックして、お薬の影響を確認させていただきます。また、市販のお薬、健康食品やサプリメントなどとの飲み合わせ、複数のクリニックや病院にかかっている患者さまのお薬が重複して処方されていないかどうか、種類の多いお薬を減らすことができないか、副作用やお薬の飲み合わせによる作用はないかなどを確認させていただきます。

(5)近頃転びやすく、外出や段差、階段が怖いと感じる

歳のせいでころびやすくなったんだろうか?と思っていることが、お薬の副作用ということもあります。長い間、同じお薬を飲んでいることで副作用やお体の機能に影響があらわれることがあります。思い当たる患者さまは当薬局の薬剤師にご相談ください。

 

薬剤師訪問サービスの料金概要

薬剤師訪問サービスは、法令により、通常のお薬代とは別に一回の訪問の都度、サービス費用がかかります。

サービス料金は、それぞれの患者さまの医療保険や介護保険の種類によって異なります。

介護保険の患者さま (基本65歳以上の方 2024年6月現在)

 

自己負担1

自己負担2

自己負担3

1つの建物居住者が1人(戸建住宅)

518

1,036

1,554

1つの建物居住者が29人(集合)

379

758

1,137

上記以外の場合

342

684

1,026

 

  医療保険の患者さま (介護保険のない65歳未満の方)

 

自己負担1

自己負担2

自己負担3

1つの建物居住者が1人(戸建住宅等)

650

1,300

1,950

1つの建物居住者が29人(集合など)

320

640

960

上記以外の場合

290

580

870

特別なお薬(麻薬の処方など)がある場合は1割:100円、2割:200円、3割:300円が加算されます。

薬剤師が行う訪問薬剤管理指導は、医療保険または介護保険の対象となります。

お持ちの医療保険証によっては無償で配達ができることがあります。薬剤師、スタッフにご相談ください。

 

薬剤師訪問サービスの手順

(1)ご担当医の先生の往診

診療のあと、医師は患者さまに必要なお薬を記した処方せんをお渡します。その際、薬剤師による訪問指導が必要だと医師が判断した場合、医師はその旨を処方せんに記載します。

(2)患者さまご本人とご家族さまの同意

薬剤師が在宅訪問を行う際は患者さま、もしくはご家族のご同意(契約)をいただいたうえで開始いたします。利用料金のお支払い方法等も毎月まとめて請求させていただき(毎月月末締め、翌月20日口座振替払い)、クレジットカードや口座振替がご利用いただけます。介護施設などの場合、介護施設に立替払いいただき、毎月の介護施設利用料請求に含む形でのお支払いも可能です。詳しくはスタッフにおたずねください。

(3)薬局への処方せん送付とお薬の準備

処方せんをファックスやスマホで写真を撮ってメールで当薬局にお送りください。ご訪問の日時をご相談させていただきます。

ファックス番号 0266-78-4170

メールアドレス administrator@panaceapharmacy.net

(4)ご訪問とお薬服用サポートとご相談

当薬局の薬剤師が処方せんに基づいて調剤したお薬をもってご入居先やご自宅を訪問します。患者さまを訪問の後、薬剤師は生活状況に合わせたお薬の管理を行います。また、お薬の効果、副作用、相互作用(飲み合わせ・食べ合わせ)、残薬数などをチェックし、患者さまやご家族へ安全にお薬を飲んでいただくための説明や情報提供を行います(お薬お届けの際、服薬ゼリー、ドリンクの配達も可能です)。

(5)訪問の後の報告、情報共有

ご担当医の先生、訪問看護師、ケアマネージャーなどに患者さまの状況をご報告。訪問時に確認した内容は、患者さまがより安心して在宅医療・介護サービスを受けられるよう、医療・介護スタッフで情報を共有させていただきます。

 

  当薬局の薬剤師は定期的な訪問のほか、緊急時のお薬処方にも対応させていただきます。詳しくはスタッフまでおたずねください。  お問い合わせ電話 0266-78-4160

* 当薬局はアイグレーハート&ケアクリニックの訪問診療と連携協定を結んでいます。アイグレーハート&ケアクリニックの訪問診療をお受けの方には、ご契約時、当薬局による訪問薬局、訪問薬剤師に関するご契約のご相談もさせていただいています。